香港の大学授業を盗聴して告発する大陸の学生

[脱党支援センター猪瀬 晴久訳2019年11月25]

市民抗争が続いている香港では、様々な干渉を中国政府から受けている。香港浸会大学報道学部の講師である呂秉権氏は次のように述べている。

「中連 (背景は在香港中国大使館)という連絡事務所から、『委託』を受けたという名目により、大陸の学生が香港の大学の講義に聴講生として派遣されているが、その実態は授業を盗聴して告発することにある」

香港《アップル日報》「Apple Daily」の報道によると、 呂秉権氏と彼の同僚は大陸の学生の授業中の不審な行動に気が付いた。

「落ち着きなく携帯電話を操作しては、授業内容を録音している。これは中国大使館によって与えられた任務であると推測している」

もっぱら、香港大学法学部、香港中文大学政治学部、浸会大学報道学部、香港嶺南大学文化研究学科などが、盗聴されているといわれている。

さらに 呂秉権氏は、「中連は大学の講師陣から、犯罪の証拠となるものを収集したいのであろう。香港社会の最前線にあって社会への影響力がある反中共運動の発起人や香港大学法学部の助教授らを対象にしていると思われる」

「これらの大学の卒業生が政党に加入する、浸会大学報道学部は将来のジャーナリストを養成している、香港嶺南大学文化研究学科は社会問題を提起するなど、監視する価値があると考えられる」と、発言している。

呂秉権氏自体は直接監視の対象となっていないようであるが、中国共産党中央委員会および国家安全保障システムは、彼の記事やコメントの情報源を追求した模様である。

中国共産党の委託を受けた聴講生は「学生の教育広報係」と言われ、共産党の目と耳になるため、大陸の各大学に配員されている。

香港大学マスコミ研究センターの助教授である傅景華氏は以下のように述べた。

「大学の目的の一つは自由な討論を促すというものがある。卑劣な密告行為は、教育の現場へのあるまじき負の要素である」

「密告・告発」といった動きは、かつての『文革』を連想させるものがあるー言論の自由を妨げる存在に過ぎないであろう。

原文 大紀元中国語取材

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