シラキュース大学 中共と中国人はイコール?

【脱党支援センター佐藤櫻訳乃木晃編集2020年10月4日】 

大纪元2020年9月20日報道によるとシラキュース大学の管理部門によれば、中国人の認識は中国人イコール中共であると言う。しかしながらこの様な判断に立つと、それにより理不尽な制裁を受けている人々はどんな思いをしているかを想像すると、それはいたたまれない心境になる。

教授への制裁

シラキュース大学で人気のあるジョン・ズビエタ(Jon zubieta)教授の授業で、「武漢ウイルス」と「CCP」インフルエンザ等で、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の内容を盛り込んだ教材を使用した事で停職処分を受けた。ことの発端は何と事もあろうか、受講している少数の学生がズビエタ教授講義内容を悪意を持って学校側に申し出た事にある。しかし更にそれだけでは納得出来ない学生達は、事もあろうか、学生の立場で有りながら教授の解雇をも求めていると言うのである。

現在、アメリカのこの一流大学でさえこの様な嘆かわしい異常な事態が起きているのである。

文理学院院長のカリン・ルーランド氏と副校長代理ジョン劉氏は、ズビエタ教授が反中共言論等の過ちを行っており、この事は中国人に対する憎しみを含んだ言論であると指摘する。劉氏とルーランド氏は共同声明で、「ある教授の教材には侮辱的用語が含まれており、それにより我々の学生の環境を破壊し全中国人を侮辱して、特にこの度の中国でウイルスが発生以来、悪意ある表現や言論を受けた」と、飛んでも無い一方的な見解の主張をしている。

そして残念ながらこの様な指摘によりズビエタ教授は処分を受けたのである。

しかしズビエタ教授の問われた罪は、コロナウイルスの大流行は中共の責任であるとし、コロナウイルスを「武漢ウイルス」と今や世界中がその事実を認める至極当然な事を言っただけの事である。しかし中共思想に汚染されたルーランド氏と劉氏等は、ズビエタ教授を敢えて全中国人を批判した罪であると過大な主張をしている。

当然の事ながらこの学生達の申し立ては完全な間違いである。

シラキュース大学の上層部や虚偽の正義を掲げた学生達は、残念ながらそれ等の主張は覆された。何故なら、実際にこのウイルスは武漢から発祥し、全世界で大流行になった事が事実だからなである。しかしながらこれに対して中共は、事実を見て見ぬふりをしたばかりか、全世界に警告を出す医師に圧力を加え、真実である人人感染を否定しつつアメリカの医師達による早期段階でのウイルス対策の検査をも止め、更にウイルス感染者の出国許可を継続させた。結果として言える事は。中共は全世界に新型コロナウイルスの大流行の原因を作った本当の悪の根源であると言えるのである。

そして更に最悪な政策はウイルス感染した中国人の海外旅行を許可した事。これ等の悪政は、ウイルス感染の根源を知りつつ、意図的に隠蔽した中共組織の決定した本当の事実なのです。すなわちウイルス大流行の根本的原因を作ったのは何処の誰でも無い、それはこの中共組織そのものなのです。この事を学識有識者の立場で正義感と責任感と勇気を持って正確に指摘したズビエタ教授の行動は、当然認められるに相応しい主義主張と言えるのです。しかしながらあくまでも、シラキュース大の上層部は、中共と中国人はイコールであるとの根拠の無い認識を頑なに示しています。

残念ながらこの虚構の領域で中共批判をすれば、人種差別的不埒な人間として扱われ、教授には相応しく無いと判断されてしまうのです。これは現実とかけ離れ、終焉を迎えつつある哀れで愚かな狭窄思想の中共組織の虚構の世界であると言えるでしょう。

中共はアメリカの大学を侵食

シラキュース大学は中共の影響と支配を受けているが、世界的に最も名なハーバード大学でさえも政治的に利用されていると思われませ。これ等の中共の目的は取りも直さず、中国の後方で中共が全世界の支配を実行するために扇動している事に有ります。更に好ましく無い事は、今や小学校から大学院までアメリカの各領域に中共の影響力が行き届いている事です。大学院では孔子学院や「千人計画」などの「文化交流」を積極的に推奨し、遂に中共はアメリカの学生と教育関係者の見識を変革させたばかりか、内部の学生たちと研究者たちの研究成果の機密情報を中国政府に提供させているのです。それを辛くも幸いに、現トランプ政権は孔子学院と「千人計画」を取り締まったが、対する中共政策の影響力により、汚職と極左政治が多くの人々の考えを歪曲させる事に成功してしる。そしてその事は、現在アメリカの各種学校や大学にマイナス面の影響が多大に目立ち始めています。

シラキュース大学のジュン・劉氏(中国名:劉占江)は、人種差別を指摘しておきながら自らが公に同僚を非難して罰を与えている。

その劉氏本人は、見事なまでに中国学術界と表裏の絶妙なバランスを取りつつ、自身の身の保身を図っている。過去数年間、劉氏は中国国内の幾つかの大学を訪問し、青島海洋科学と技術国家実験室の顧問になり中国自然科学財団のメンバーになる等、彼は様々な肩書きを欲しいままにしている。それ等は全て中共の支持と擁護があるからこそ出来る事であり、それ等が有るからこそ劉氏は、中国科学や学術企業等に関わる事が出来るのである。よって彼がシラキュース大学に於ける上層部の権限があるのは、彼の八方美人的な世渡り術の成せる技なのである。

劉氏の取ったズビタ教授への申し立て(ズビタ教授は法律違反してない)そのものは、実は大した意味は無かったのである。それにも関わらず何故それを問題視したのかの理由は、現在、世界的に中共の置かれている立場が不利な状況下にある状態の中、これ等を回避する方策を人種問題を起こす事で人々の反中共的感情を薄め、これ等の意識をそらせる事が目的だったのです。

残念ながらその思惑通り、今回の試みは中共にとって都合の良い結末と成り、大学側が取った行動は結果的に中共組織の期待通りとなってしまいました。そしてその結果、1988年に学校長から優れた研究賞、2004年にはシラキュース大学ACS部門賞を受賞し入選1000人等、各賞を受賞し英国皇族化学学会会員の地位迄にあったズビエタ教授は、残念ながら邪悪な中共思想により授業の担当から除外される事となってしまいました。

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