【党文化の解体】第3章(11)

【大紀元日本3月14日】

1.宣伝機関総動員で党文化を押し広める
4)進化する宣伝手段(上)

 文革以後、中共は宣伝機関を総動員して、共産党が文革中に犯した罪を一部の指導者が犯した避けられない「間違い」だと責任転嫁したが、もう「わが党は一貫して正しい」という開き直ったやり方は通用しなくなった。こういう状況下で、中共は時代とともに、さらに多くの巧妙で見破りにくい宣伝手段を生み出した。

 1949年以前の中共の宣伝戦略は「偽物を本物と偽る」で、まったく根拠のない邪説を歴史の発展法則だと言いくるめた。ところが、1949年以後は、その宣伝戦略が「偽物を本物にする」というものに変化し、中共は各階層間で対立を引き起こし、その闘争哲学が客観的に社会の現実を反映したものになったかに見える。そして改革開廟xun_ネ降は、「本物を偽物と偽り」、事実を虚言に混ぜ入れ、人々は本当か嘘かを判断することができなくなった。

 また、反汚職に当たっては、下っ端の幹部だけを取り締まり、本当の黒幕をわざと見過ごしている。現在、中共の宣伝機関は一部の腐敗事件を報道し、マスコミの公正と言論の自由をアピールしているが、中共の統治を揺るがしかねない黒幕に関しては、厳しい箝口令(かんこうれい)が敷かれている。

 一部のマスコミは日ごろ、中共の統治にとって当たり障りのない汚職事件を報道することによって、視聴者からの支持を集めているが、中共が政治運動を起こすたびに、立場を一変し、政府の論調に追随してしまう。国営中央テレビ局の人気番組「焦点訪談」、「実話実説」は中共の根本利益に影響しない範囲で社会問題を報道し、これまでと違った報道手法によって多くの視聴者に信頼されている。しかし、「党の存亡に関わる」肝心なとき、たとえば、法輪功に対する迫害の中では、これまでの人気を利用して、糾弾の急先鋒として、法輪功を誹謗中傷し、迫害に加担している。

 さらに、中共制御下のマスコミは、おびただしい数の低俗な記事を掲載、放送することによって、本当の情報が人の目に触れにくくするやり方をも取っている。ある外国の記者は、中国を訪れた後にこう述べた。「十数年前、中国人が民主運動活動家の魏京生の名を知らなかったのは、中共が彼のことを報道しなかったからだが、現在の中国人が魏京生のことを知らないのは、芸能スターのセクシーさに目を奪われているからだ。」

  中共政府は従来から、違法出版物を厳しく取り締まっているのに対し、風俗業を見過ごしてきた。中国のポータルサイトには、低俗で下品な記事と取るに足らない社会ニュースが溢れている。ある学者が調査し、次のような結論を出した。「もし、ある海外のウェブサイトがアダルト写真を掲載したならば、中国のインターネットフィルタに引っかかる可能性は10%である。ところが、共産党に対抗する政党を立ち上げたなら、そのウェブサイトは60%の確率で封鎖される。もし、法輪功に言及したなら、封鎖される可能性は75%、『九評共産党』を掲載したなら、90%以上の確率で封鎖されてしまう。」

 自己中心的で向上心がなく、頭にゴミ同然の情報が充満している人は、社会の重要な事件に対して、理性を持って判断することができない。このような人こそ、中共の現在の統治にとって最適な人で、中共は意図的にこのような人を作り出しているのである。

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