ポンペオ国務長官「イランとアルカイダの結束が中東の最大の脅威」【動画】

1月12日、ポンペオ米国務長官はナショナル・プレスクラブで演説を行った際に、イランとアルカイダが結んだ悪の同盟が米国と世界に深刻な脅威をもたらしていると指摘しました。

ポンペオ米国務長官
「現在、世界最大のテロ組織支援国はイランで、アルカイダのホームベースと化している。彼らはテロリズムのパートナーであり、憎むべき同盟を結んでいる。この枢軸が米国の安全保障に対する重大な脅威になっている。地政学的な観点から言うと、イランはアルカイダにとっての新たなアフガニスタンだと言える」

前日にボイス・オブ・アメリカに出演した際に、ポンペオ国務長官は、中共は米国が直面している最大の脅威だと発言しました。1月12日にナショナル・プレスクラブで講演した際には、中東地域における米国の最大の脅威はイランとアルカイダの結託から発生していると指摘しました。

ポンペオ国務長官は、イランとアルカイダのかかわりは30年以上前から続いており、2015年にオバマ政権時代にイラン核合意(JCPOA)が成立してから、イランはアルカイダに対する支援とコントロールを強化していました。

ポンペオ米国務長官
「イランはアルカイダが自国内で新たな本部を設置するのを許可した。その条件はアルカイダがイラン国内でイラン政府の管理下に置かれることだった。イランの助けを得て、アルカイダはテヘランで中央集権を実現した」

アルカイダのリーダー、ビン・ラディンはかつて、イランをアルカイダの「動脈」だと形容していました。イランはアルカイダを保護しただけでなく、そのメンバーに対し国内での自由な通信、物資の入手、宣伝活動だけでなく、自由世界への攻撃の発令も許していました。

ポンペオ米国務長官
「イランがアルカイダに二度目の浮上のチャンスを与えることを容認してはならない。スンニ派とシーア派が合同でテロを行う危険性を過小評価してはならない。イランの近代化と偽装された平和によって米国人を騙してはならない。双方の30年間の協力関係は、イランとアルカイダとの間が憎悪に駆り立てられた結束力が、宗派の違いをはるかに上回っていることが示されている。これが現実だ」

ポンペオ国務長官は、トランプ政権がイラクに行った経済制裁と最大限の圧力によって真の効果が得られたと述べました。

ポンペオ国務長官は、アルカイダメンバー5人とその支部のリーダーに制裁を加えると発表しました。国務省は潜伏中のアルカイダリーダー、ムハンマド・アベタイ(Muhammad Abbatay又はAbd Al-Rahman A l-Maghrebi)の情報に700万ドルの懸賞金を設けました。国務長官は、国連とその他の国もイランの脅威、そしてそれに対する制裁の実施を直視するよう求めました。

また、ポンペオ国務長官は、アルカイダのナンバー2でFBIの重要指名手配犯であり、1998年にケニアとタンザニアのアメリカ大使館爆破の首謀者とされるアブラ・アハマド・アブラ(Abdullah Ahmed Abdullah)が昨年8月7日にテヘランで死亡したのは事実だと述べました。

転載NTDTVJP


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