スパイ容疑のチベット出身警官の妻 中共領事館のイベントに参加【動画】

【脱党支援センター2020年9月29日】

ニューヨーク市警111管区のチベット出身の警官が中共のスパイ容疑で逮捕・起訴された事件が、ニューヨークのチベット人コミュニティーに衝撃を与えています。ニューヨークとニュージャージー州チベット協会は9月22日の夜、アンワン氏がチベット人コミュニティに浸透した経緯を明らかにしました。

記者
「イベントの主催者によると、アンワンは2019年2月9日、ここでチベット新年のお祝い行事に参加した。一方、アンワンの妻と娘はニューヨークの中共領事館で行われたチベット新年の活動に出席し、疑惑を呼んだ」

ニューヨーク・ニュージャージー州チベット協会は、協会の会員ではないアンワン氏が、2018年から突然ニューヨークのチベット人コミュニティで活発に活動するようになったことを明らかにしました。

また、アンワン氏は普段は警察官の制服を着て、各チベット人団体を回り、チベット人コミュニティと警察の関係促進のためのサービスとサポートを提供することができるとアピールしていたといいます。

協会によると、2019年2月9日、警察官の制服を着たアンワン氏が、妻と娘を連れてチベット新年の祝賀会に参加し、コルテス下院議員と共に来賓として出席しました。

同年の3月3日、ニューヨークの中共総領事館で行われたチベット関係のイベントで、アンワン氏の妻と娘が目撃され、黄屏総領事夫妻と共に参加していました。

元ニューヨーク・ニュージャージー州チベット協会秘書 タシ・チョンペル氏
「中共はスパイを送ってチベット人を標的にした。ニューヨーク市警や米軍にさえ浸透している。 このことは、米国政府、州、コミュニティの代表を含むすべてのリーダーに、中共のスパイ活動の深さとその範囲について警笛を鳴らしている」

ニューヨーク・ニュージャージー州チベット協会はまた、アンワン氏が他のチベット人団体にも同様に潜入していたことを明らかにしています。記者の調査によると、ニューヨークチベット人サービスセンターの2019年3月9日の新年祝賀会には、FBIの調査を受けたことのあるニューヨーク州のジョン・ルー上院議員やアンワン氏が所属していたニューヨーク市警111管区のジョン・ポータラティン署長などの警察関係者も出席していました。

今回のアンワン事件発生後、チベット人コミュニティは、中共スパイによる浸透工作について警戒を強めると同時に、米国の各レベルの政府部門にも警戒を呼びかけています。

転載NTDTVJP

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