駐中前米国大使テリー・ブランスタッド :中共ウィルス隠蔽を批判  中共システムは世界から遠ざける

【脱党支援センター光子訳光男編集2020年9月24日】

 今月18日、駐中国テリー・ブランスタッド前米国大使(以下、ブランスタッド氏)は、米国メディアCNNのインタビューに、「中国共産党(以下、中共)がウィルスを隠蔽した事により、米中関係を引き起こし、また、他の国々との緊張関係を高めている。」と中共システムを非難。 「中共によるウイグル人の虐待、香港や南シナ海での行動は、世界の他の国々を遠ざけている」「中立を維持しているインドでさえ、中共の動きに反対し始めている。」とインタビューに応えました。

 アメリカ合衆国政治家
テリー・ブランスタッド 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

 ブランスタッド氏は、中共が「武漢肺炎」の世界的な感染拡大に責任を負うべきであるという、トランプ米国大統領の見解に同意。中共がウイルスを隠蔽し、感染拡大初期に医師を懲罰したことが、ウイルスを蔓延させたと考えており、「ウイルスの流行を分析すると、中共システムそのものであり、彼ら中共当局者たちが、不正行為を認めようとしないことで起きた悲劇」また、習近平国家主席との個人的な関係についても触れ、「私自身、習近平国家主席を受け入れた最初の米国知事であり、外交官として友情を築くべきである」「習近平国家主席は中国では非常に強力な指導者であるが、彼は共産主義の独裁体制に属している。残念ながら、私たちは非常に異なる体制を持っている。」と話します。   

 ブランスタッド氏は、1980年代に初めて習近平国家主席と会談し、習近平国家主席が2012年に副主席として訪米したときにも会談しています。 トランプ米国大統領が選出されて間もなく、習近平国家主席との「旧知の関係」や、公共政策、貿易、農業における卓越した業績があることから、駐中国米国大使に任命さましたが、間もなく彼は、近代史における米中関係の最も困難な時期を目撃しました。CNNは「ブランスタッド氏は最終的に、習近平国家主席との個人的な関係を利用して、二国間関係を緩和することができなかった。」と分析しています。
                     

 今月9日、ブランスタッド氏は、中共が米国のオープンポリシーを利用したことを指摘する記事を書きましたが、その記事は人民日報によって拒否され、今月16日に別の記事を投稿。しかし、中国ソーシャル・メディアにアップロードができませんでした。 米国国務省のスポークス・パーソンのモルガン・オルタグス氏はこう言います、「中国人は明らかに、ブランスタッド前米国大使の声を聞きたがっています。彼は(中国人と)40年以上の友情がある、中国人の旧い友人です。 」

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