亀の話ー亀の長寿の秘訣とは?【動画】

【脱党支援センター2020年9月12日】

【冒頭の詩】
亀はのろいけど
上品で馬鹿じゃない
海へ山へと頑張り屋
海での人助けは真実
争わず常に耐える
この精神は後世へ伝わる

【あらすじ】
日本人なら誰でも知っている「ウサギと亀の話」。この話のように、亀は動作が緩慢で、とろいのだが、それでもあきらめず、地道に頑張り続ける。いわゆる努力家の象徴だ。同時に長寿でも知られている。では、なぜ亀はそれほど長生き出来るのだろうか?

実は亀は、とても辛抱強いのだ。例えば、ののしられても馬鹿にされても相手にしない。ただ、じっと耐え忍ぶ。それこそがトラブルを解決する最良の方法だと知っているからだ。頭が悪そうに見える亀だが、本当は賢いのである。

振り返ってみると現代人はどうだろうか?健やかに長生きしたいと、健康を意識した商品や商売が盛んだ。だが、それで本当に豊かに生きられているのだろうか?自分の心をコントロール出来ずに、いわゆる「キレル」子供や大人が絶えない。結果、他人どころか自分をも深く傷つけてしまう。何事にも落ち着いて対処できる、そんな「忍」の心こそ、今現代人が必要なものかもしれない。

このほか、中国で有名な『白亀の恩返し』をご紹介。『捜神記』に記載された話で、亀のまた違った一面に触れることが出来る。お楽しみに。

【漢字について】
1、甲骨(こうこつ)文字:
四千年近い歴史を持つ漢字の中で、最古のものとして残っているのが甲骨文字。殷の時代、国にとって重要なことがあると、亀の甲羅や牛の骨を焼いて占った。そのひび割れで出た占いの結果は、刻して記録された。この際使われた文字が、ずばり甲骨文字。

2、金文(きんぶん)文字:
甲骨文字の後、つまり殷・周から秦・漢の時代まで使われた文字。青銅器に刻されたり、鋳込まれたりした。ここでの金は、青銅器を指す。当時は、官職に任命されたり、戦功を上げたりすると、それを青銅器に記録したという。

3、小篆(しょうてん)文字:
金文の後に誕生したのが篆書(てんしょ)。これは小篆と大篆に分かれる。秦の始皇帝は、ばらばらだった文字を統一し、標準書体を定めた。これが小篆だ。

4、楷書(かいしょ):
南北朝から隋唐の時代にかけて標準となった書体。漢の時代まで使われた隷書から発展したもの。

転載新唐人

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