中国南部、ダブル台風が接近・上陸 洪水まだ引かず

【脱党支援センター2020年8月4日】

台風4号(Hagupit)は8月3日、中国浙江省南部に上陸する恐れがある(台湾中央気象局より)

中国気象当局によると、台風3号はこのほど中国南部に接近した。また台風4号は中国東南部地域に上陸する見通しだ。洪水に見舞われている同地域では、被害がさらに拡大するとみられる。

中国中央気象台は2日、台風4号(ハグピート・Hagupit)は3日夜、浙江省南部から福建省北部までの地域に上陸する恐れがあると発表した。中心付近の最大風速は30メートル/秒。

浙江省気象局は2日午前9時、台風警戒レベルを4段階中、下から2番目であるレベル3を発令した。いっぽう、福建省気象当局は同日正午、台風警戒レベルを4から3に引き上げた。

中国メディア2日付の報道では、1日にトンキン湾で発生した台風3号(シンラコウ、Sinlaku)の影響で、2日午後2時から3日午後2時までに、中国南部の海南島、広東省中南部、広西チワン族自治区、雲南省などの各地で大雨の恐れがあると警告した。

また、中国紙「南方日報」3日付は、台風3号の接近で、広東省各地で「雨に見舞われた。2日の昼間に、雨により省内全域での高温注意報が解除された」と伝えた。台風4号の影響で、広東省気象台は、省内の一部の地域ではまた数日間、引き続き大雨に見舞われる恐れがあると呼びかけた。

転載大紀元

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