何度も連行された寧夏の80代の学習者 冤罪のまま死亡

【脱党支援センター2020年7月28日】

法轮功学员在台北市政府广场前举办反迫害21周年烛光悼念活动。
法轮功学员在台北市政府广场前举办反迫害21周年烛光悼念活动。

寧夏永寧県農業銀行を定年退職した法輪功学習者・任春田さん(85)は2019年9月19日、法輪功に対して永寧県公安局が計画し実行した統一の迫害行動により不当に連行され、その後、釈放されて裁判待ちになっていた中、2020年6月2日に死亡した。

 2019年9月19日、永寧県にて同時に連行された学習者は8人おり、すでに銀川市西夏区検察庁に起訴され、2020年7月27日に裁判が行なわれる予定だという。

 その中の謝南方さん(64)は、今年2月28日に銀川市留置所で迫害されて死亡した。

 2019年9月19日午前11時、永寧県公安局による統一手配で、公安局国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と刑事課の警官ら約50人が出動し、法輪功学習者の勤務先や自宅に突然押し入り、13人の学習者に対して家宅捜索を行ない不当に連行した。

 警官らは任さん(85)と妻・陳さん(80)夫婦の家に押し入り、家宅捜索を行なった。当時、家には来客もおり、来客の目の前で警官らが無理やり乱暴をした。連行された任さん夫婦は高齢のため、釈放されて裁判待ちとなった。それ以来常に警官や住宅区の人員らにより嫌がらせをされていた。

 任さん夫婦はあまりにもショックを受け、しかも絶えず嫌がらせをされていたため、修煉の環境は一層悪化した。任さんは食欲がなくなり、体が怠くなり、ますます深刻となり、また、2020年5月、不意に転んでしまい、病状はさらに悪化した。

 任さんは農業銀行を定年退職した元幹部で、妻は薬品会社を定年退職した職員であった。夫婦2人は法輪功を修煉してから、心身ともに受益して健康になった。2人は法輪功の修煉を堅持していたため、何度も連行され、拘禁された。

 2002年2月4日、夫婦2人は同時に連行され、銀川市留置所に拘禁された。任さんは2カ月拘禁された後、3年の労働教養を強いられ、労働教養所外で服役した。妻・陳さんは3日拘束された後、2年の労働教養を強いられ、労働教養所外で服役した。

  2016年8月、永寧県城関派出所の警官らは任さん家のドアをこじ開けて、無理やり侵入して家宅捜索を行ない、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、パソコンなどの個人財産を押収した。

 2018年3月、寧夏の一部の地域の公安、国内安全保衛部門、派出所、居住区委員会、不動産管理行政機関などの人員らは法輪功学習者に対して写真を撮り、録音し、談話し、法輪功を放棄するという書類にサインをするよう強要した。任さんも酷く嫌がらせを受けた。

 任さん夫婦はここ数年間、常に当局の人員らにより嫌がらせを受けていた。2人の高齢者の生活環境、修煉環境は悲惨に破壊された。

 2020年6月2日、長年の迫害を受けた任さんは冤罪のままこの世を去った。

転載明慧ネット

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