米ロス空港で中共軍所属のスパイを逮捕

【脱党支援センター 2020年6月16日】

サンフランシスコ連邦地検と連邦捜査局(FBI)によると、6月7日、科学研究に関してスパイ活動を行っていた中国人民解放軍の将校、王新氏が、天津に戻るために出国しようとしていた際に、ロサンゼルス国際空港で逮捕されました。

6月12日、機密情報を盗んだとして告発された中共人民解放軍の将校、王新氏が、カリフォルニア州の連邦裁判所に出廷しました。

王新氏は税関・国境警備局の職員による取り調べを受けた際に、上司である中国軍医大学研究所の主任から、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究室のレイアウトを手に入れて、それを中国に持ち帰って複製するよう指示されと述べました。また、同校の指導教授に対しても、同教授の研究の一部を中国に持ち帰ると明かしており、中国の研究室の同僚にメールで送信したとのことです。

裁判の資料によると、王新氏は2018年末に交流訪問者ビザ「J1ビザ」を取得し、2019年3月26日に米国に入国しました。王氏はビザ申請表に、2002年9月1日から2016年9月1日まで中国軍医大学の准教授を務め、カリフォルニア大学サンフランシスコ校では科学研究を行うと記入していました。

しかし、6月7日、王氏は税関・国境警備局の職員に、自身は軍医大学の9級技術者で、少佐に相当することを告げました。米国滞在中は、カリフォルニア大学からの助成金に加えて、解放軍や中国奨学金理事会からの助成金も受けており、その期間中も人民解放軍に所属していました。これはビザ申請表の記入と矛盾しています。

また、王新氏はロサンゼルス空港に到着する前に、携帯電話のWeChatの個人情報をすべて削除していました。王氏はビザに関する不正の容疑で起訴され、有罪となれば、最高で10年の禁固刑と25万ドルの罰金が科せられます。

転載 新唐人

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