隠蔽から世界的なパンデミックへ 時系列で中共ウイルスふり返る

国立感染症研究所 提供

中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染は、すでに200以上の国と地域に広がった。各国政府の対応に不手際があるかもしれないが、私たちは非難の矛先を間違えてはならない。このウイルスの元凶は、中国共産党である。同政権が肺炎に関する情報を隠蔽しなければ、世界の感染状況はここまで深刻ではなかっただろう。

中共ウイルスをめぐる昨年11月からの動きを、時系列でまとめた。

2019年

11月17日
サウスチャイナ・モーニングポストは、中国政府の文書の情報として、最初の感染者は中国湖北省の男性(55)で、11月17日に確認されたと報道した。

12月1日
BBCの報道によると、脳卒中を患う男性(70代)の感染が確認された。男性は寝たきりで、武漢の海鮮市場との接触はない。一方、中国当局は最初の感染確認は12月8日としている。

12月中旬
1月29日に発表された研究論文によると、12月中旬の時点で既に「人から人への感染」が発生していた。

12月27日
中国の研究所は、65歳の患者から摘出したウイルスのゲノム塩基配列を解読し、武漢市衛生当局と中国医学科学院に報告した。

12月30日

  • 武漢市中心医院の救急科にいた艾芬(アイフェン)医師が肺炎患者のウイルス検査報告を医師らのグループチャットに投稿した。彼女は「デマを流すな」と病院から厳重な注意を受けた。
  • 李文亮医師が検査報告を別のグループチャットに投稿し、医療仲間たちに注意を促した。
  • 同日夜、武漢中心医院は、原因不明の肺炎についての情報を外部に漏らしてはならず、違反者は厳罰に処すと強調した。
  • 武漢市衛生当局は、緊急告知を発表し、「原因不明の肺炎に対する情報」を当局に報告するよう要請した。

12月31日
武漢市衛生当局は、27人の原因不明の肺炎患者がいるとしながらも、病気は「制御できている」と発表。人から人への感染の重大な証拠や、医療従事者の感染は見られないとした。この日、当局は集団感染について初めてWHO中国事務局に報告した。

2020年

1月1日

  • 中国当局がウイルス発生源とされる武漢市の海鮮市場を閉鎖。
  • 湖北省衛生当局は、ゲノム解読研究所に、ウイルス検査の停止と既存のサンプルの破棄を求めた
  • 武漢市当局は新型肺炎をめぐりデマを流したとして8人を処罰した。

1月2日

  • 武漢ウイルス研究所が、ウイルスのゲノム配列情報を入手した。この情報が公開されたのはそれから7日後のこと。
  • 内部からリークされた情報によると、武漢の人民解放軍海軍工程大学は、38度以上の発熱がある訪問者を拒否していた。

1月3日

  • 李文亮医師が警察に呼び出され、「デマを流した」として訓戒処分を受けた。
  • 国家衛生健康委員会は研究者に対し、ウイルスのサンプルをすぐに指定の病原体検知機関に提出するか、破棄するよう通告した

1月4日

  • 香港政府が新型感染症に対する警戒レベルを「深刻」に引き上げた。
  • 北京が専門家チームを武漢に派遣する。

1月7日

  • 李文亮医師がウイルスに感染し、入院する。2月7日に死亡
  • この日、習近平が初めてウイルスを警戒するよう命じた。この情報は、2月15日の機関紙「求是」に掲載された。

1月9日
新華社通信によると、専門家チームのリーダーで中国工程院院士の徐建国氏が病原体を分析し、今回の肺炎は新型コロナウイルスであると判断した。

1月11日
中国衛生当局が同ウイルスの全ゲノム配列をWHOに提供。

1月11日―1月16日
湖北省で2つの重要な政治会議(両会)が開かれた。1月11日、武漢衛生当局は感染者数の減少を報告。会期中、新たな感染者の報告はなかった。

1月13日
タイで初の感染が確認される。患者は武漢から来た中国人観光客で、中国国外で初めて感染が確認されたケース。

1月14日
WHOは、中国政府の情報として、「人から人への感染」についての確たる証拠はないと報告。しかし、「家族間の限定的な感染」は有り得るとした。

1月15日
中国当局は、人から人への感染リスクは低いと報告。

1月16日
日本で初の感染が確認される。患者は武漢出身の中国人。1月10日から1月15日の間に陽性と判定された。

1月18日

  • 武漢市当局が伝統行事「万家宴」を開催。4万世帯以上が料理を持ち寄って歓談した。
  • 北京政府が再び専門家チームを武漢へ派遣する。

1月20日

  • 専門家チームを率いる鐘南山医師が「人から人への感染」があると報告。1人の患者から14人の医療従事者に感染が広がった。
  • 3月6日に発表された情報によると、1月末までに湖北省だけで3000人以上の医療従事者が感染した。
  • 韓国で初の感染が確認される。患者は武漢から来た35歳の中国人女性。
  • 習近平がおおやけに疾病との戦いを宣言し、感染蔓延を阻止するよう命じた。新華社電が報じた。

1月21日
アメリカ人で初の感染が確認された。1月20日、シアトル在住の男性が陽性と判定される。

1月23日
武漢市当局が都市を封鎖。旧正月だったこともあり、すでに500万人の市民が武漢を離れていた。3月に発表された科学論文によると、武漢を離れた市民のうちの86%の感染者は検査を受けていなかった。

1月24日

  • 武漢市に続き、湖北省の13都市が封鎖される。
  • 湖北省当局が、臨時病院の建設を発表。
  • 中国の旧正月が始まる。この時期、毎年およそ30億人が中国や海外で移動する。

 1月27日

  • 湖北省当局が、患者のために10万床のベッドを用意すると発表。
  • 周先旺(しゅうせんおう)武漢市長が、「情報発信が遅れたのは、上層部の許可が必要だったから」と発言。中央政府に責任転嫁したような態度に、市民の批判が集中した。
  • 北京政府は旧正月を2月2日まで延長し、学校を休校にすると決定。

1月28日
アレックス・アザー米保健福祉長官は、北京政府がアメリカの専門家チームの派遣を拒否したと伝えた。2月7日、彼は一カ月以上にわたり中国へ派遣を打診していたことを明らかにした

1月30日
WHOが「世界的な緊急事態」と発表

1月30日以降:
各国政府が国境封鎖や渡航制限の実施を始める。

転載大紀元(翻訳編集・郭丹丹)

関連記事

コメントを追加