如何にして「武漢新型肺炎」の災難から脱出するか

中国現政権の指導者宛の手紙

国立感染症研究所 提供

【脱党センター2020年3月26日】

 中国共産党現政権の指導者は今、重大な危機に直面している。現指導者に明るい未来と希望の道を示し、自らの生命の災難を乗り越えられるよう助言したいと思い、本公開状を書いた。

 今、「武漢新型肺炎」はすでに中国全土を凄まじい勢いで蔓延し、海外までその被害を及ぼしている。「2019新型コロナウイルス」の感染力は当時の「SARS」を遥かに上回り、感染者の死亡率は高く、ウイルスの拡散スピードが速い上、感染ルートは多岐にわたっている。しかもウイルスは絶えず変異し、無症状の潜伏期間がますます長くなっているとの報告もある。「武漢新型肺炎」を前にして、民衆は死の脅威を切実に感じている。それだけでなく、中国共産党の指導部の高官も死を身近に感じているに違いない。

 現在、この新型肺炎は多くの人命を奪い、中国の人々に恐怖と圧力を与え、同時に、中国経済にも大きな打撃を与えた。現政権はすでにジレンマに陥っており、街を封鎖しなければ感染がさらに拡大する一方で、厳しく封鎖し過ぎると今度は全国各地の活気がなくなり、産業が衰退し、経済が不景気になってしまうため、今、中央政府は生産を止めないために「感染予防をやり過ぎないように」と指示を出している。しかし、感染症の猛威を目の前にし、企業はその指示に従っておらず、多くの地方政府も各々が身勝手に振舞い、感染予防措置をますます厳しく取り締まっているのが現状である。

 一方、民衆は動物のように家に閉じ込められ、収束の兆しが見えない中、プレッシャーや恐怖、絶望感の中で暮らしている。多くの人は武漢新型肺炎の収束を、アメリカの新薬レムデシビル(Remdesivir)に託しており、また、「新型コロナウイルス」が当時のSARSのように、気温が暖かくなって自滅するのをどこかで期待しているようだ。しかし、武漢の専門家は「重症の患者はもはや手の施しようがなく、レムデシビルは軽症の患者にしか投与していない」と証言している。

 最新の研究では、新型コロナウイルスは人に感染した後、突如変異をし、感染を加速するリスクがあることが分かった。また、ウイルスが気温に左右されるという論証はなく、感染拡大は今年の夏に制御される保証があるとは言えないのが現状である。

 ここでは現政権の指導者に、この疫病を収束させ、同時にこの苦境と危機から脱出できる方法を、異なる視点から提案をしたいと思う。

 まず、これまでの歴史における二度の大規模な疫病の一部始終について、振り返ってみる。

 1.古代ローマで発生した疫病の終焉

 2000年前のローマ帝国は、キリスト教の信者を残酷に迫害したことで有名である。ネロなどのローマ皇帝は「キリスト教徒は邪教の信者だ」、「キリスト教徒は赤ん坊の血を飲む」等の虚言をでっち上げ、民衆を騙した。ローマ帝国では、迫害に参与した民衆は多く、キリスト教徒に対する迫害はこの世のものと思えないほど残忍かつ悲惨なものだった。その結果、ローマ帝国は4回の大規模な疫病に見舞われ、死者が5000万人にも上り、かつてあれほど強大であったローマ帝国は、ついに崩壊を迎えた。

 ローマの疫病が発生後の西暦680年、次第に事の真相が明らかになり、目が覚めた民衆は、キリスト教の信者を迫害し、社会の倫理道徳を著しく低下させた統治者に対し、非難を始めた。ローマ市民は続々と表に姿を現し、キリスト教の信者・セバスチャンの遺骨を抱きかかえて行進し、そして神に敬虔に懺悔した。その後間もなく、ローマの疫病はすっかり消えてなくなったという。

 ローマの人々の懺悔は、後の周辺地域にも影響を与えた。西暦1575年のミラノ、そして1599年のリスボンで疫病が起きた際も、かつてと同じように民衆はキリスト教徒の遺骨を抱きかかえ、市内を行進し、真心を込めて懺悔した。すると程なくして、疫病は終焉を迎えたのである。このような現象は現代科学では全く説明することができず、無神論の観点からでは、なおさら理解できないことだろう。

 2.明王朝の疫病の終焉

 明の後期にも様々な疫病が発生した記録がある。万暦年(1573〜1620)の頃、大規模なペストが発生し、華北地域の被害は相当深刻なものだった。例えば山西域内では、9割もの家に感染者が出て、感染した者は次から次へと亡くなり、貧富貴賤に関係なく、感染すると瞬く間に死亡していった。皇宮の中も当然免れることはなく、史料の記載によると、北京城から運び出された遺体は20万体にも上り、当時の北京の人口の約40%を占めていたそうだ。

 崇禎帝の末期、北京周辺には20万近くの精鋭部隊が駐屯し、北京城は固く護られていた。そのため、李自成の軍隊が攻め入ったとしても、勝算は全くなかった。しかし疫病の発生で、明軍の戦力がすっかり失われたことにより、その結果、なんと李自成は簡単に北京城を攻め落とすことができたのだ。不思議なことに、当時の疫病は明軍と市民に感染はするものの、李自成の軍隊と、その後、山海関の内に侵入した清軍、そして清軍に投降した明軍には感染しなかったという。

 そして清の順治帝が即位すると、明末期に数十年間猛威を振るい続けていた様々な疫病は、たちまち姿を消し、華北平原は平和を取り戻した。その後、中国は100年にも及ぶ治世――康乾盛世を迎えた。

 以上の二つの歴史の実例は、私達に何を伝えているのだろうか。「歴史を鏡として見れば、国の行く末が分かる」と言うが、歴史を自らと照らし合わせて悲劇を繰り返さぬよう、現在の危機と苦境から脱出するために、私達はどのような教訓と戒めを持つべきなのか。

 一つ目の例は、濡れ衣を着せられたキリスト教徒の冤罪が晴らされ、虚言に騙された民衆が誠心誠意に懺悔した後、ローマの疫病は終焉した。二つ目の例は、腐敗した明王朝が淘汰され、佛法興隆な太平の世を迎える時に、疫病は終焉した。歴史上類似した実例は、他にも数多くある。

 この二つの史実を参考にして、現在の中国に濡れ衣を着せられた「正信」があるのかどうか。そして、淘汰されるべき腐敗と罪悪があるのかどうかについて検証したいと思う。

 3.今回の疫病の起因と真相を探る

 今回の疫病発生の起因として、いろいろなことが考えられる。今回のウィルスの感染源に関する、様々な憶測があった。その中で最も国内外に注目されたのは、武漢病毒研究所であった。武漢病毒研究所は、中国南部に唯一SARS等の多種類のコロナウイルスを所有し、しかも、コロナウイルスの研究を行なう武漢BSL-4実験室、略称P4実験室を持っている研究所である。現在、海外ではこれについての根拠ある分析と論評が多くあり、中国国内の多くの民衆もそれを知っている。

 世論の渦中にある武漢病毒研究所の中でも、特に注目されているのは、現在39歳の所長・王延軼およびその夫の舒紅兵だ。情報筋によると舒紅兵の背後に、中国共産党の前党首・江沢民の息子、前中国科学院副院長・江綿恒がコントロールする上海派閥の勢力がある。一方、上海派閥は間接的に中国共産党の軍需産業の生物化学兵器の地盤をコントロールしているとも言われている。

 さらに一部の人は、今度の事は江沢民集団が事態を攪乱させるため、あるいは転覆を狙うために故意に作った「病毒漏れ事件」であり、中国共産党がずっと宣伝してきた「超限戦」であると言っている。

 これらの情報の信憑性については、中国共産党の上層部は市民より熟知しているはずだ。しかしどのような説明も、それは表面上の起因に過ぎず、真実は深層にあるのではなかろうか。1999年から現在に至るまで、江沢民と中国共産党は、法輪功(法輪大法、あるいは法輪佛法)に対し非常に残虐な迫害をし続けてきた。これまで1億人以上の佛法修煉者が無残にも酷く迫害されたことは、史上最大規模だと言えよう。

 「法輪佛法」と聞けば、多くの中国人は疑念を持ち、脳裏には20年間注がれ続けた「邪教」、「焼身自殺」、「殺人」等の誹謗中傷の言葉が浮かんで来るだろう。それは中国共産党の江沢民集団が民衆の恨みを煽り、法輪功学習者を迫害するために作った虚言である。これは当時のローマ帝国がキリスト教徒を「邪教徒」、「赤ん坊の血を飲む」等と誹謗中傷し、人々の頭にそれを植え付けたのと全く同じである。

 法輪大法は佛法であることを知らない人もいると思われるので、ここで簡単に説明したい。

 「性格を変えることは、山河の変化より難しい」と言うが、世の中で最も変え難いのは人心ではなかろうか。人にはそれぞれ私心があるため、折り合うことが難しい時もあり、夫婦でさえ同床異夢なことも少なくない。政権の統治者が最も恐れることの一つは、部下が自分に対する忠誠心を持たなくなることだろう。強要したり、圧力をかけたり、忠誠心を示させたりしても、結局のところ、人の上辺の行動を変えさせたに過ぎず、心を変えることまではできないのである。

 しかし、法輪大法は1億人以上の学習者に、自らの心を修めさせ、善に導き、良い人になるように教えている。異なる年齢、異なる経歴、異なる教育水準、異なる道徳水準、異なる性格の人等全ての人に対し、誠実で善良に、寛容で辛抱強くなること等を教え、実際に変化をもたらしている。放蕩息子らは悔い改めて立ち直り、悪漢が善人になる。多くの人々は心身共に受益し、そして他人や社会にも良い影響を与え、法輪大法の簡潔でありながら奥深い教えを学習者らは実証し続けている。

 現在、法輪大法は世界100以上の国と地区に広められ、異なる民族、さらには異なる宗教背景を持った人、例えば韓国の多くの高僧、インド寺院で長年密かに修行した人までもが法輪大法を修めている。彼らは法輪大法の創始者を「人を救済する真の師である」と言っており、『轉法輪』を読んだ後、「この本の言葉は、一見簡単そうに見えるが、内包が奥深く、無限の天機を秘めており、人に真に返本帰真させることのできる高尚な大法である」と述べている。多くの人が『轉法輪』を読んだ後、「これこそ私が探し求めていたものだ」と言う理由は、まさにこれなのである。

 この本は40種類の言語に翻訳され、僅か数年の間に世界中の様々な民族の1億人もの人が『轉法輪』を学び、真心を込めて師を敬慕し、様々な試練、甚だしい場合は残酷な迫害を受けても、修煉を決して放棄しないのである。このようなことが通常、あり得るだろうか。

 現在、七つの神韻芸術団が世界を巡回公演し、最高の芸術を以って純粋な中国の伝統文化を披露し、多くの人々の善良な本性と神性を蘇らせ、感動の涙を誘っている。異なる国、異なる宗教、異なる文化、異なる民族の人々は神韻を鑑賞した後、「神佛の慈悲が満ち溢れている。中国の素晴らしい伝統文化を復興させるもので、人類の希望だ」と多くの人が最高の褒め言葉で、賛辞を贈っている。このようなことが通常、あり得るだろうか。

 これは中国の現政権が国を挙げても、とうていやり遂げられないことだろう。佛経の中に「『法輪聖王』または『轉輪聖王』は佛と同じように32の相、七つの宝を持っている。武力ではなく、正義の輪を回転させて世界を支配する理想の王である」と記されている。まさに法輪大法は佛法以外の何物でもない。

 法輪大法の学習者達が中国で受けている残忍な迫害は、当時、キリスト教徒達が古代ローマ帝国で受けた迫害と同じである。中国政府が20年以上も続けるこの残酷な迫害は数え切れないほどの罪業を作り、真・善・忍を排除し、攻撃することによって、中国人の道徳心を著しく滑落させた。実際、中国共産党の江沢民集団は法輪大法の創始者を誹謗中傷し、法輪功に濡れ衣を着せ、泥を塗り、デマを飛ばし、天文学的な数字の大金を使って、様々な専門家や教授を買収し、法輪功を誹謗中傷した文章や映画を数え切れないほど作らせた。それは疫病を含む様々な災難を招く真の原因となっても、決しておかしくないだろう。

 4.新型コロナウイルスは何故武漢から始まったのか?

 今回の新型肺炎は武漢から始まり、全国に拡散した。なぜ他の所ではなく、武漢だったのだろうか。

 前述したとおり、古代ローマ帝国はキリスト教徒を残酷に迫害した後、四度も大きな疫病に見舞われている。疫病の感染源となったのは、迫害がもっとも酷かったローマだった。それは、その地の罪業が最も大きかったからではなかろうか。

 江沢民が法輪大法に対する迫害命令を発動後、湖北省と武漢市の一部の幹部は、次のような罪深い事をしている。

 (1)法輪功を罪に陥れるドキュメンタリー映画を作成

 当時、中国共産党中央政法委員会書記を務めていた羅幹は、中国共産党の最高指導層(中央政治局常務委員を指す)に登りつめようと目論んでいた。羅幹は大事を成して自らの存在を証明しようとしていた。そこで、羅幹は陥れるのに適した対象を探し出し、真・善・忍を信仰する法輪功に白羽の矢を立てた。1996年、羅幹は公安省に法輪功を調査するよう命じたが、法輪功の評判はすこぶる良いもので、公安省の多くの人も法輪功を修煉し始める程の人気だった。当時、すでに引退していた前人民代表大会常務委員会委員長の喬石は、中央政府に『法輪功は国にも人民にも、百利あって一害なし』との調査報告を提出し、また、当時の首相・朱镕基、政協主席・李瑞環等も法輪功を支持していた。

 羅幹はこのまま引き下がるのは不本意に思い、一か八かの勝負に出ることにした。羅幹は先ず法輪功を「邪教」と決め付け、それから公安省にその「根拠」を探すように命じた。そうして羅幹らは、他の気功団体や民間信仰組織、甚だしい場合は精神病患者が行なった数々の好ましくない行為、そして、法輪功から他の気功団体に移った人がしでかした事の全てを、法輪功がやったこととして押し付けたのだ。

 一方、法輪功への嫉妬心で理性を失わせた江沢民の気持ちを見抜いた羅幹は、法輪功の弾圧にさらに力を注ぐようになった。その江沢民の心を見抜いた羅幹は、武漢テレビ局局長の趙致真に、「法輪功を罪に陥れるドキュメンタリー、『李洪志その人その事』を撮影するよう密かに指示した。沢山の偽証を並べ、6時間にも及ぶキュメンタリー映画が完成した。中央政府が会議を開き、法輪功を取り締まるかどうかについて議論した際、このドキュメンタリー映画を放映した。嘘にまみれ、真実をごまかす手法で描かれたこの映画は全ての人を騙すことに成功し、中国共産党は最終的に、法輪功を弾圧することに踏み切ることとなった。

 1999年7.20、中国共産党は法輪功の弾圧に着手し、7月22日には全国で武漢テレビ局が作成したこの映画を繰り返し放映し、政府機関の公務員、企業の職員や学生まで、あらゆる人がこの映画を見るよう強要された。それらの虚言は民衆の心に、彼らの思惑通り、禁忌のものとして埋め込まれ、法輪功に対する憎悪や恨みを煽る作用を果たした。

 この武漢テレビ局が作った映画は、全国及び全世界に毒を撒き散らし、数え切れないほどの人々に法輪佛法に対する誤解と恨みを持たせた。これにより多くの人々は、この尊い佛家大法を修煉する貴重な機縁を失った。この事は当然、武漢と武漢市民にも多大な罪業をもたらした。それゆえ、今度の疫病がこの罪深い土地から発生したのも不思議ではない。今、中国全土を席巻している武漢新型コロナウイルスは武漢から全国へ、さらに世界に拡散されていることも決して偶然ではないだろう。それは人々への警告を表し、注意を促しているとしか思えないからである。

 後にこの件で2001年12月21日、米国連邦裁判所は「欠席裁判」という方法で、湖北省公安庁の前副庁長、610弁公室のナンバーツーの趙志飛に対し、虐殺罪の判決を下した。趙は海外で初めて有罪判決と下された法輪功を迫害する中国共産党の幹部である。

 (2)法輪功学習者の生体から臓器狩りをする

 中国共産党は法輪功学習者の生体から臓器狩りをするという大罪は、陳忠華が仕切る武漢同済病院から始まった。中国共産党が、生きている法輪功学習者の体から臓器を摘出することは、海外では「地球上で最も大きな罪悪」と言われている。武漢同済病院の臓器移植研究院は、中国「器官移植の発祥地」であり、現在、中国最大の臓器移植の臨床と実験を行なう総合医療サービスセンター、および研究機関になっている。当病院は2005年2月だけで、腎臓移植の件数が1000例にも上っている。

 5.法輪大法学習者の信念とは

 これまで法輪功学習者は、虚言に騙された民衆や迫害に参与した中国共産党の各級人員を、加害者ではなく、中国共産党の虚言の被害者(江沢民、羅幹などの迫害首謀者を除く)と見なして来た。なぜなら、虚言に騙されて法輪佛法を敵視し、迫害に参与した人達は、必ず災難に遭遇することを学習者達は熟知しているからだ。学習者達は自身の安否を顧みず、世間の人々に誤解や嘲笑されながらも、平和的で理性的に真相を伝え続けている。長きにわたる苦しみに耐え、騙されている人々に三退を勧め、世間の人々の心の中に刷り込まれた法輪佛法に対する悪念を取り除くようにと、これまで絶え間なく、心血を注ぎ努めて来た。人々に迫害と罪悪から遠く離れてほしい、この大きな災難から逃れてほしいと、学習者達は心底から願っているからである。その結果、多くの法輪功学習者は連行され、酷い拷問を受ける等、想像を絶する残虐な迫害を受け続けてきた。

 この疫病が拡大する最中でも、法輪功学習者はこれらの残虐な迫害に屈せず、善意を持って人々に、「高官であれ、庶民であれ、誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と念じれば、強い正のエネルギーに守られ、外部の邪気を寄せ付けず、平安が得られます」と伝え続けている。より多くの人々に神佛のご加護を頂き、この災難から脱出してほしいという強い思いからである。最近の明慧ネットに、普通の市民が誠心誠意に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じた結果、武漢新型肺炎が治癒した実例が多く紹介されている。

 現政権の指導者に、ぜひ、古代ローマの疫病の終焉の史実を参考にしてほしい。地の底まで落とした法輪佛法の名誉を回復させ、冤罪を晴らし、これまでの真相を公表し、虚言に騙された多くの民衆に真実を伝えることで目覚めさせ、法輪佛法に対し行なってきた悪行と悪念を悔い改めれば、恐らく神佛から許しが得られるのではないだろうか! 神佛は邪霊と疫病を一掃することはいともたやすいため、この疫病は間もなく収束することになるだろう。神佛からのご加護を頂き、そして民意を得たならば、全てが正され、順風満帆になるに違いない。

 これこそが、もう誰にも抑えることのできない疫病を収束させる、唯一の方法ではないだろうか。全てが終息し、真相が白日の下にさらされた時、人々は真実を知り、きっと法輪功学習者達に感謝するであろう。

 武漢政府の幹部は、「疫病の発生発覚後に町を封鎖するまでの間、すでに500万人が武漢から逃げ出し、全国に散らばった」と言っている。その過程で、どれだけの人が感染したかは、誰にも分からない。今すでに分かった病例から見ても、ウイルスの潜伏期間がますます長くなり、現在の医学では新型コロナウイルスの変異に追いつけない状況である。今後もさらに、中国全土で各種疫病が発生する恐れもある。つまり、中国共産党の上層部や現政権の人達も、自分は絶対安全だとは言い切れなくなるのは必至である。くれぐれも僥倖を望む心だけは、持たないでもらいたい。

 6.天意に沿えば、必ず明るい希望の道がある

 なぜ現政権はこの2年間、これほど多くのトラブルや挫折に遇遇したのだろうか? その本当の原因は、現政権の指導者が未だにマルクスや毛沢東を崇拝し、中国共産党を守ろうとしており、天意に反して行動しているからではないだろうか。

 では天意とは何か。2002年6月、貴州省平塘県で「蔵字石」が発見され、世間を驚かせた。政府系の新華ネット、中央テレビ等の100以上ものメディアがこの事について報道をした。中国科学院の院士を含む専門家らは三つのチームを作り、「蔵字石」を鑑定し、「如何なる人工的な痕跡もない、自然に形成したものだ」と結論付けた。この不可思議な巨石は2億7000万年前に形成されたものであると見られ、約500年前に二つに割れ、その断面には「中國共産党中共亡」の6文字がかなりはっきりと刻まれていた。政府は前の5文字しか報道せず、それを「救星石」と称したが、実際のところ、「中国共産党亡」の6文字が、入場券にはっきりと写真が印刷されており、民衆はそれを「亡党石」と呼んでいる。天意がこの「蔵字石」を通して、はっきりと掲示されていると言ってもよいであろう。

 天意は「中国共産党亡」と掲示した通りに、それが示す結末へ向かって、様々な危機や災害の中で、最終的に中国共産党を滅亡に導くであろう。それは誰にも阻止することはできず、人間の力で対抗できるものではない。中国共産党が滅亡する前に、たとえ一時勢力を取り戻したり、状況が緩和されたように見えることがあっても、すべての情勢はその結末に向かって進むことであろう。中国共産党を復興させ、存続させようと躍起になっても、それは天意と歴史の潮流に逆らっており、川の流れに逆らって舟をこいでいるのと同じことである。中国共産党政権は今後、さらに多くの抵抗勢力に直面し、ますます多くのトラブルに遇い、そして最終的に転覆するであろう。中国共産党を構成する全ての人達は、この体制の受益者のように見えるが、やがて自分達はこの体制の被害者であることに気付くに違いない。

 マルクスは自分はサタンの代弁者であると公言した。マルクスは「共産党宣言』の冒頭で、「共産党は『共産主義の幽霊』である」と明言した。幽霊はマルクスが心から崇拝していた悪魔のことである。悪魔は人に害を加え、人を滅ぼすものである。ただ、滅ぼされる前に、少しうまい話、例えば権力や金銭などが与えられるかもしれないが、しかし悪魔は決して人を守ってくれない。中国人は中華民族の子孫であり、マルクスの後継者には決してならない。

 中国は昔から神州と呼ばれて来た。各王朝は後世へ、極めて正確な予言を残してくれている。著名な予言に、漢の諸葛孔明の「馬前課」、唐の李淳風の「推背図」、宋の邵雍の「梅花詩」、明王朝の劉伯温の「シャオピン歌」などがあり、海外にも、韓国の「格庵遺録」、聖書の「啓示録」、フランスのノストラダムスの「諸世紀」など数多くある。中国の予言にせよ外国の予言にせよ、全てが今日のこの事を予言し、中国の王朝の交代、中国共産党の誕生と滅亡、そして人類がこの時期に、大きな災難に見舞われることをはっきりと予言しているのである。

 また、長い間民間で伝承されている「陝西太白山劉伯温碑記」というものがある。その中の一部を抜粋すると、「3に、湖広(武漢市)に大きな災難が押し寄せる、10にはこの大難は亥年(2019年)から子年(2020年)にかけて起きる」と書かれてある。現在に照らし合わせると、それは恐ろしく的中していることが分かる。

 30年前、私が中学生の頃、家族に漢方医をしている親戚がいた。彼は「易」に精通しており、私に「劉伯温の碑記」の話をしてくれた。最も印象に残った劉伯温の言葉に「貧しい者は1万人のうち千人が生き残り、富んだ者は1万人のうち2人か3人しか生き残らない」というのがある。当時、彼は私に「くれぐれも中国共産党に入党しないように」と忠告した。その理由を聞くと、「中国共産党に入った者は1人も残らないだろう」と書かれているからだと言った。この予言によると、現在のこの厄災は、全ての始まりに過ぎないことを示しているように感じる。

 どうして今になっても尚、この民心も官心も共に失った中国共産党を守らなければならないのか。世界でますます孤立しているこの罪悪な体制を、なぜ守らなければならないのか。佛法に着せられた冤罪を晴らし、中国共産党を解体し、真の民意を得て、世界から真に尊敬される政権にしようと、なぜ思わないのか?

 歴史上、漢武帝は奸臣の江充(こうじゅう)に騙され、「巫蠱(ふこ)の乱」の中で、才徳兼備な皇后と太子が殺害されただけでなく、数万人が連座して死んでしまった。その上、一連の政策の失敗により、国が動乱と存続の危機に陥った。しかし、漢武帝は真相を知った後、自らの言行を反省し、自らの過ちを公表し、歴史に残る「罪己詔(ざいきのしょう)(※)を書きおろし、天下に知らしめた。「罪己詔」の内容は本質に触れ、言葉は誠実で、反省と謝罪の気持ちが深く綴られており、人の涙を誘った。漢武帝の真に過ちを改める姿勢は、多くの臣民に感動を与え、神にも感動を与えたことは容易に想像のつくことである。そのため、人々の積年の恨みが雲散霧消し、その後、国は再び平和と活力を取り戻したのである。

 現政権の指導者にぜひとも、この話を参考にしてほしい。民衆の心を得た政権こそ、安泰な政権となる。中国共産党のこの罪深い体制は、これまで残酷な闘いを繰り返し、至る所に恐怖と危険が満ち溢れた社会を作り出した。民衆や幹部らの不平不満を一時的に抑制できたとしても、それは腫れ物の如く、時期が来ると必ず再燃する。そして、それが致命傷となるであろう。それを阻む唯一の方法は、中国共産党を解体することである。そうして初めて、窮地から脱出することができるのである。

 罪深い中国共産党を解体し、真相を公表し、真の犯人を逮捕し処罰すれば、(2015年に、あなた達は「案件があれば必ず立案し、告訴があれば必ず受理する」と明言したため、20万人以上の法輪功学習者は江沢民を訴えている)必ず神佛の助けを得られ、国内外の億万の民衆からの絶大なる支持を得られるであろう。そして真・善・忍の「正信」に着せた冤罪を晴らし、罪悪で腐敗した中国共産党を解体すれば、災難と疫病も必ずや収束することであろう。

 目下、世界中が大きな災難に見舞われているが、これは大きな変化の契機になるかも知れない。天意に従い、中国共産党を消滅させれば、必ず、明るい希望の道が現れる。時間が押し迫っているため、くれぐれも機会を逃さないように、ここで強くお願いしたい!

  ※罪己詔(ざいきのしょう:中国の歴代王朝の皇帝は絶対的な権力を握っていたが、一方で社会混乱などの責任を一身に引き受け、自らを責める詔勅を発する伝統もあった。それを「罪己詔(ざいきのしょう)(己を罪する詔)」と呼ぶ) 

転載 明慧日本

(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/23/401513.html)

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