隠蔽を続ける中共 新型肺炎の蔓延に拍車

【脱党支援センター2019年2月1日】

昨年の年末から武漢で広がりを見せている新型肺炎は、わずか1か月で中国全土に蔓延しています。民衆は中共の隠蔽工作が原因で、感染の蔓延にさらなる拍車がかかったと非難しています。

今年の元旦に、武漢の警察当局はネット上でデマを流したとして市民8人を呼び出しましたが、このほど、この8人は一般市民ではなく、病院の医師であることが明らかになりました。1月26日、当局は新たな口封じ作戦を開始し、「武漢肺炎に関するデマ」を流した人は逮捕し懲役刑に処すると発表しました。SNSのウェイボーは早速、当局の発表と異なる内容の投稿をすべて封鎖し、助けを求める情報を流す人は全員実名による認証をするよう求めています。

ネットユーザー 李さん
「最近ウィーチャットも制限し、言論の自由を与えない。ウィーチャットのグループチャットで敏感なことを話したら3〜5年の判決を下すと言っている。昔のSARS同様、隠蔽しているからだ。彼らは最初から知っていて、とっくに北京に報告している。北京の命令で隠蔽していると考えている」

武漢出身の陳さん
「元旦に、デマを流したとして8人を連行した。武漢では12月8日の時点で、肺炎が発見された。現在の情勢はますます収拾がつかない方向に向かっている。専門家の推計では10万人以上が感染している」

武漢出身の陳さんは、武漢の病院は患者で溢れかえっており、新しい患者を受け入れるのは無理だと語ります。

武漢出身の陳さん
「武漢市長が漏らしたが、500万人がすでに武漢を離れ、900万人が残っている。物資が入ってこなければ、この900万人は家で死を待つしかない。現在緊急電話の110(警察)120(交通事故通報)に電話しても、誰も出ない。武漢市全体が非常に混乱しており、病院は他の患者を受け入れる余裕はない」

ネットユーザー 李さん
「ウィーチャットやネットを見ると、多くの人が困っているのがわかる。病院に行っても誰も診てくれないし、マスクも入手できない。多くの人がなす術のない窮地に陥っている。死んでも、救急車すら来ない」

李さんは、武漢の新型肺炎が急速に蔓延したのは、中共の隠蔽が原因だと指摘します。

ネットユーザー 李さん
「中央テレビの放送で、李克強が武漢視察の際、困っていることはないかと質問したところ、全員異口同音に『ない』と答えた。これが社会主義特色のあるメディアだ。庶民は何も言えない。太平を粉飾するのが社会主義特色だ。ひどすぎる」

中国メディアの報道によると、湖北省黃石市(こうせき-し)の元市長で長江財産保険会社の楊曉波(ようぎょうは)董事長も重度の肺炎に感染し、57歳で死亡しました。

ネットユーザー 李さん
「彼は黃石市の元市長だったが、のちに長江財産保険会社の董事長になった。ニュースでも死亡しと報じた」

財経関係の情報を伝えるブロガーによると、楊氏は1月11日から15日まで武漢で開かれた「湖北省両会」に参加した際に感染したと見られ、両会終了後に発症し、確診判定からわずか2日後に死亡しました。このことから、共産党高官の間でもすでに新型肺炎の感染が広がっている可能性があり、各地で両会の延期が相次いでいます。

転載 新唐人

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