【動画ニュース】中国でも#MeTooが 「あんな思いは二度としたくないから声を挙げる」

【脱党支援センター2019年12月28日】

海外留学経験者のある中国人女性が、中共の紅三代(こうさんだい)から強姦されたことを明かしました。被害者のWさんは12月20日、新唐人テレビの取材に対し、過去に中共の特権階級「紅三代」と仕事をした際に、心身ともに深い傷を負ったと語っています。紅三代とは、日中戦争や国共内戦を戦った中国共産党幹部の孫を指します。

被害者のWさん
「とにかく怖くて仕方がなかった。あんな日々は二度と過ごしたくないから、どうしても声を挙げなければならない」

かつて海外留学を経験した中国人のWさんは、留学経験者として2018年8月に北京の「美好世界航空集団」に入社し、会社のCEOで中共紅三代の趙磊(ちょうらい)を知りました。

Wさんによると、超磊は自分のことを中共の延安時代の幹部「延安五老」の一人、謝覚哉(しゃ かくさい)とその二番目の妻の王定国の外孫だと言い、会社の業務は航空宇宙や軍事産業などの分野に及んでいると語っていました。

被害者のWさん
「以前に会議の際、超磊が空港建設の関係者に『自分の祖母は王定国、祖父は謝覚哉で、一族は北京で相当の権力を握っている』と話しているのを聞いた」

Wさんはさらに、中共の軍上層部が超磊に銃を贈ったことも語っています。Wさんが趙磊から性的関係を強要されたのは、就職して1か月も経たない頃でした。

被害者のWさん
「あるとき超磊が、全員を追い払ったあと、ドアの内側から鍵をかけ、銃を片手に私に性的関係を迫った」

その後Wさんは自分が妊娠していることに気づきました。友人に相談し警察に被害届を出しましたが、趙磊は不遜な態度を崩さず、拘束された二日目には釈放されました。警察はこれに対し何の説明もしませんでした。

被害者のWさん
「中絶手術を受ける前に警察に届け出たところ、警察は病院に連絡して胎児と彼(趙磊)のDNA鑑定を行った。すると胎児は間違いなく趙磊の子供だった。しかしその後、私が再度警察に連絡したところ、警察は何のことだか分からないと言った。この事件はまるで、小石が海に沈んでしまったかのようだ。趙磊が一族の力を使ってこの事件を握りつぶしているようだ」

Wさんは、警察に行くよう彼女に勧めた友人としばらく連絡が取れなくなり、その後友人の手の指が一本切り落とされていたことを明かし、Wさん自身も事件のあと、複数の会社への就職を試みたが、趙磊が手をまわして普通に働くことは望めなくなったと語っています。

こうした出来事によって身の危険を感じたWさんは、米国に逃げようと決心しました。

被害者のWさん
「この事件が起きてから現在まで、彼らはずっと私の友人を買収しているか、そうでなければ彼らを迫害しているようだ。もう我慢できない。私は何度か再就職したが、居場所がいつも彼らに知られている。私は自分の身が危険にさらされていると思っている」

ラジオ・フリーアジアは12月23日、Wさんがメディアに対し、自身が受けた性被害について明かした後、事件の複数の関係者がつぎつぎと口を閉じ、事件に関するいかなる証言も拒んでいると伝えています。

転載 新唐人 

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