宇宙へ軍隊を出兵させるというアメリカの新しい計画の背景

写真(亦平/大纪元)

【脱党支援センター麻倉静香訳2019年12月25日】

宇宙へ軍隊を出兵させるというアメリカの新しい計画の背景
かつて見たこともない政策を次々に実施するトランプ大統領は 12月20日、歴史的に意義のある行動をした。宇宙軍を含む2020年国防権限法(NDAA)に署名し、アメリカは70年ぶりに新しい軍隊を創設することになったのである。

連邦議会上院が 2020年の国防権限法の可決した後、軍事委員会のジム・インホーフ主席は、「今、米国は大きな問題に直面しています。中国(中国共産党)とロシアはともに宇宙軍を持っていますが、米国は持っていません」と述べた。
米国の試験射撃は、中国共産党にどちらか一つの選択をさせることになった。

軍備管理交渉に参加するか、或いは米国がミサイルの研究開発を再開すると同時に、ミサイルの開発に投資するかである。

中国共産党が米国の軍拡競争に追い込まれたことを意味する。
しかし、軍拡競争はミサイルの開発に限定されず、米国が宇宙軍を設立することになり、それは中国共産党を刺激して、宇宙兵器の研究開発をし、アメリカと技術と財力の全方面での競争になる。

米国はすでに中国共産党に大きな頭痛を引き起こしているが、米国は「単独の戦い」ではなく、NATOと協力して中国共産党の宇宙への脅威に対処するものである。
12月4日、NATOの首脳は、宇宙は空につながり、陸地、海洋と通信ネットワークの次に続く作戦領域でる「第5の戦場」である。
トランプ主導の下NATOは、もし宇宙の優位性を競わなければ結果が非常に深刻になることを認識したと宣言した。
中国共産党が完全に大きくなった後で出発することは問題になるだけでなく、世界を支配するという中国共産党の覇権的な野心がさらに拡大する可能性に直結する。

レーガンはアメリカ人に歴史上最も偉大な大統領の一人と見なされているが、彼はアメリカを経済危機から脱出させただけでなく、元英国首相のサッチャー夫人と組んで自由世界をリードし、ソビエト連邦が率いる共産陣営に立ち向かい最終的にソビエト連邦の崩壊に結び付けた。
レーガンは当時、軍備を大幅に拡大し、スターウォーズ計画を含む核の威力による恫喝力を強めていった。

ソビエト共産党は、米国との軍拡競争に多くのお金を費やさなければならなかった。
実際「スターウォーズ」計画について当時米国の予算は1兆ドルであった。

しかし、ソビエト連邦の経済力は米国ほど良くなく、その結果、ソビエト連邦の経済はどんどん引き下げられ、ソビエト連邦の経済は破綻し崩壊に至ったのである。

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