法輪功迫害について日本政府が中国政府に至急抗議すべき事案に関する要望書

外務大臣 岸田文雄 様

私共は下記2つの事案に関し、日本政府・外務省として直ちに中国政府に抗議を実施していただきたく、ここに要望書を提出致します。

  (要望1) 中国共産党政府が法輪大法研究会の元責任者・王治文氏への出国妨害及び家族への 嫌がらせを行ったことへの抗議。中国現政権に対し、直ちに王治文氏に自由を与え、家 族との再会を妨げないよう強く求める。

(要望2) 在日中国大使館のウェブサイトに掲載されている「法輪功」を誹謗中傷する内容への抗 議。直ちに当該ページの掲載を停止するように強く求める。

1.経緯 (詳細は別紙1:法輪大法とはをご参照ください)

法輪大法(法輪功、ファールンゴンとも呼ばれる)は、中国社会で1992年に李洪志先生によって公に伝えだされた佛家修煉大法です。

李洪志先生によって伝えだされた法輪大法(法輪功)は、「真・善・忍」を修煉の基準とし、善を修め、平和的で、すべての活動が公開されており、自分の意志で参加するかどうかを決めます。また、全てが無料です。法輪功が世に伝えだされてから、口コミで修煉者が増え、1992年から2002年までの10年間で、法輪功は中国と世界50数カ国に伝えだされ、各国の政府、団体から700以上の表彰と支持を得ました。現在、全世界で法輪功を修煉している人は1億人を越えています。

1999年7月20日から、中国共産党の一部の権力者は個人的な嫉妬心と偏執した考えにより、善良な法輪功修煉者に対する弾圧をはじめました。彼らは権力を用い、国家の宣伝機器を利用して人々を脅迫し、大量のデマを宣伝して根拠のな い誹謗中傷で法輪功を罪に陥れ、恐怖と隔たり、憎しみを作りあげました。この3年来、1億人を越える法輪功修煉者は、罪もないまま迫害され、十数万人が刑務所、労働教養所と精神病院に監禁されました。そして数千人の法輪功学習者が罪もなく迫害されて死に至り、現在もなお、この迫害は続いています。今回の迫害は中国の法輪功修煉者だけでなく、すべての真善忍を信仰し、関係する人々に対する迫害であり、人類の正義と道徳、良知に対する壊滅でもあります。各国の法輪功修煉者たちは、全世界の人々と各国の政府に対して、今回の迫害の真相と、迫害の邪悪さを認識してもらおうとしています。このような一連の経緯の中で今回の王治文氏の事件が起きました。王治文氏の事件の現状の問題点につき以下記述致します。また、在日中国大使館のウェブサイトにおいて「法輪功」を誹謗中傷した内容が記載されている問題についても記述致します。

2.問題点の現状とお願い

(要望1)についての問題点の現状とお願い

法輪大法研究会の元責任者の一人である王治文氏は1999年7月20日、当時の国家主席・江沢民が法輪功の迫害を開始した日の早朝に自宅から連行されました。懲役16年の違法な判決が下されたのち、王氏は15年間に及ぶ違法な迫害を受け続けました。その間、彼は身の毛もよだつ様々な拷問を受けました。王氏は2014年9月に釈放されましたが、中国共産党による24時間体制の監視下に置かれ自由を制限されました。王氏の娘でアメリカ国籍の王暁丹氏は、夫とともに幾多もの困難を乗り越えて北京で王治文氏に面会しました。王氏の娘は王治文氏をアメリカへと迎え入れる準備を整え、ビザの申請等の手続きをすべて済ませました。しかし、王治文氏は広州から出国しようとした際、パスポートを出入国検査官にハサミで切断され(出入国検査官によればパスポートは公安により取り消されたという)、出国できませんでした。王治文氏は正規の手順でパスポートやビザを申請し、アメリカ側も入国を認めていました。王氏の出国は合法的な権利であります。これに対し、王氏の出国を妨害した勢力は中国の現行法に違反しているのみならず、条理に背いていると言えます。(※問題点の現状の詳細については、別紙2:「問題点の現状の詳細」をご参照ください) 今回の件を日本政府として見過ごし、何の抗議も中国政府に対して起こさなければ、自由と民主の国家である日本国として、将来において大きなリスクを残すことになります。米国、欧州ではすでに、中国共産党による非人道的な法輪功迫害を重大な人類に対する犯罪として問題視しており、抗議の声を中国共産党政府に対して上げており、国民の知るところとなっております。基本的人権を尊重することを憲法に謳う我が日本国において、本件につき遅れを取ることは許されない問題であると考えます。早急に日本国政府・外務省としての見解を作成すべく、関係各所の意見の取りまとめを行い、中国共産党政府への抗議を実施して頂きたく、本日ここに要望書としてお願い申し上げます。 (※中国共産党政府への抗議実施に至るまでの進捗状況につきましても、都度お知らせくださいますようお願い申し上げます。)

(要望2)についての問題点の現状とお願い

現在、在日中国大使館のウェブサイトには堂々と法輪功を誹謗中傷する内容が掲載されています。これは信教の自由を保障する日本国憲法上における犯罪行為であり、日本政府からNPO法人と認定されている法輪大法学会に対する名誉毀損であると思います。中国政府は前国家主席・江沢民の一言で法輪功を邪教と決めつけました。 中国政府を代表する駐日大使館のウェブサイトに堂々と法輪功を誹謗中傷する内容があることは、日本国民が中国大使館の法輪功批判を鵜呑みにする可能性があり、大変危険です。これは真実を知るべき日本国民に対する深刻な妨害であり、恥ずべき行為です。

法輪功弾圧への反迫害運動は現在世界中で活発に行なわれており、法輪功学習者の亡命とその訴えによって世界中から非難の声が中国共産党政府に寄せられていますが、それでもなお、江沢民らは法輪功は「邪教」だ「カルト宗教」だといまだに非難し、ねつ造情報を流し続けています。日本国民は中国大使館の法輪功批判を鵜呑みにせず、真実を知るべきであります。

日本国にとっての正しい未来を選択するためにも、日本国政府・外務省としての見解を取りまとめて頂き、当該記述を停止するように中国大使館に対して抗議をして頂きますよう、ここに要望書としてお願い申し上げます。 (※中国共産党政府への抗議実施に至るまでの進捗状況につきましても、都度お知らせくださいますようお願い申し上げます。)

(問題の記述がある中華人民共和国駐日本国大使館のページのURL)
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zt/xjflg/t62971.htm

3.要望書提出者
特定非営利活動法人
全世界脱党支援センター日本
理事長  佐藤 国男
住所:東京都港区港南4-7-1-1206
電話:  03-6806-7050
FAX:  03-6806-7050

(別紙1 法輪大法とは)

法輪大法とは

「法輪大法とは、何でしょうか?」   私たちが政府や各種のメディア、社会に対して真相を伝える中で、いつもこのことを聞かれます。法輪功が中共(中国共産党)当局から迫害されていると知っている多くの人々も、この問題について戸惑っているようです。

そこで今回、「修煉」という概念を交えて、法輪大法について説明したいと思います。  「修煉」とは生命を向上させるための方法です。修煉は人類の文明の一部分であり、古 (いにしえ)より伝えられたものです。本当の修煉方法は源が古くて奥深く、修煉に含まれる範囲は無窮です。修煉の内包は、哲学や健康保持という範疇をはる かに越えています。修煉は二つの部分から構成されています。一つは心法、または原則と呼ばれるもので、もう一つは功法です。功法は動作のことで健康保持の 側面を指しており、心法は人を指導するもので、精神的な側面を指しています。心法は人の心性を向上させる根本です。

修煉は古から今日まで、社会で流行したり公に普及したことはありません。しかしその洪 大で、奥深い内包は、東洋と西洋の文明に様々な痕跡を残しました。中国古代の太極(たいきょく)、洛書(らくしょ)、八卦(はっけ)、インドのヨーガ、西 洋の一部で伝わっている座禅の技法には、すべて修煉の神秘が含まれています。しかし、歴史の推移と心法の伝承の断絶により、現代人はすでに、これらの修煉 方法に本来備わっていた、深い内包に触れることが難しくなっています。

法輪大法(法輪功、ファールンゴンとも呼ばれる)は、中国社会で1992年に李洪志先 生によって公に伝えだされた佛家修煉大法です。法輪大法は、宇宙の特性「真・善・忍」を原則とし、緩慢で、優美な5式の功法の動作を含みます。「真・善・ 忍」は宇宙の最も根本的な特性であり、宇宙の中で、善いものと悪いものを量る基準でもあります。法輪大法を修煉するには、ただ心を静めて、法輪大法の基本 書である『転法輪』を読み、本の中で述べられている「真・善・忍」の基準に従って、個人の心性の向上を要求し、さらに煉功に努めれば、短期間に自分でも予 想できないほどの高い次元に達し、返本帰真することができます。

李洪志先生によって伝えだされた法輪大法(法輪功)は、「真・善・忍」を修煉の基準と し、善を修め、平和的で、すべての活動が公開されており、自分の意志で参加するかどうかを決めます。また、全てが無料です。性別、年齢に関わらず、幼い子 供から90歳の老人まで、多くの人が修煉しており、修煉者はみな社会の一員です。個人にとって、法輪功を修煉することは病気を治療し、健康を保持できるだ けでなく、誠実で、善良で、寛容で、平和な人になり、智慧を開き、少しずつ人生と宇宙の奥義を洞察できる自在な境界へと達することができます。法輪功を修 煉すれば、社会の安定が増し、安定した社会を築くことができ、人々の精神生活を向上させることができます。そのため、法輪功が世に伝えだされてから、口コ ミで修煉者が増え、1992年から2002年までの10年間で、法輪功は中国と世界50数カ国に伝えだされ、各国の政府、団体から700以上の表彰と支持 を得ました。現在、全世界で法輪功を修煉している人は1億人を越えています。

1999年7月20日から、中共の一部の権力者は個人的な嫉妬心と偏執した考えによ り、善良な法輪功修煉者に対する弾圧をはじめました。彼らは盗み取った手中の権力を用い、国家の宣伝機器を利用して人々を脅迫し、大量のデマを宣伝して根 拠のない誹謗中傷で法輪功を罪に陥れ、恐怖と隔たり、憎しみを作りあげました。この3年来、1億人を越える法輪功修煉者は、罪もないまま迫害され、十数万 人が刑務所、労働教養所と精神病院に監禁されました。そして数千人の法輪功学習者が罪もなく迫害されて死に至り、現在もなお、この迫害は続いています。今 回の迫害は中国の法輪功修煉者だけでなく、すべての真善忍を信仰し、関係する人々に対する迫害であり、人類の正義と道徳、良知に対する壊滅でもあります。 各国の法輪功修煉者たちは、全世界の人々と各国の政府に対して、今回の迫害の真相と、迫害の邪悪さを認識してもらおうとしています。

1999年から、尋常ならざる残酷な迫害の中で、多くの法輪功修煉者は正しい信念を固 め、しかも修煉のなかで、人々に真相を伝え、その過程において、ますます理性的になり、成熟してきました。数多くの個人から構成される全体は、巨大な難の なかで、人々から注目されるに値する勇気と平和的な本質を表しました。法輪功修煉者が人々にもたらした純正さと、迫害を受ける中で依然として他人を先に、 自分を後に考えることができる境地、全世界の法輪功修煉者が共に歩んできた平和的な過程は、修煉界に輝かしい歴史を樹立し、人類の道徳水準の上昇を促すこ とにおいて、極めて重要で、積極的な影響を果たすことができました。

法輪大法は、法輪大法の修煉者に誠実で、勇敢で、寛容で、慈悲の心を持たさせていま す。現在、大法弟子たちは、自らの言動から、世の人々に向けて法輪大法を実証しており、さらに多くの人が千載一遇の修煉の機縁をつかんで、返本帰真の道を 歩むことを助けています。近い将来、法輪大法の比類ない美しさと、殊勝さがはっきりと世の中に現れ、福のある人々は幸運にも、重大な歴史的時刻を目にする ことができるでしょう。

(別紙2 問題点の現状の詳細)

個人の信念を守る王治文氏とその娘の基本的人権は脅かされ、剥奪されている。この事件を通じて、中国共産党の江沢民派が法輪功学習者を迫害している事実が全世界に白日の下に晒された。

一、 王治文氏の語る真相 国際社会を驚かす

王治文氏が監獄で受けた迫害・拷問は以下の通りだ。すべての歯を叩き折られる、指の爪を竹串で貫かれる、鎖骨を打ち砕かれる、一週間にわたり睡眠をとらせない、重さ28キロもの足かせと手錠をかけられる、身動きの取れない小部屋に閉じ込められる、犯罪者に四人一組で王治文氏を見張らせ、少しでも目を閉じれば殴って起こす、等々。更に中国共産党は王氏に法輪功をやめるよう脅迫し、法輪功を誹謗するよう強要するなどして、法輪功への印象を落として他の法輪功学習者が法輪功をやめるよう画策した。そして中国共産党は医学や心理学、さらには法律学の専門家を含む対策チームを立ち上げ、組織的かつ執拗に特定の個人に対し残酷な迫害を加えた。中国共産党の江沢民派が恐れていることは、王治文氏が出国後に監獄内で受けた迫害の内容を公開することだ。迫害の内容や具体的に参加した人物、迫害を主導した上層部の人物、そして王氏を転向させるために使われた拷問の数々や参加した専門家、これらが公表されれば、国際社会は大きな衝撃に包まれるだろう。王氏個人に対する迫害は、中国共産党の法輪功学習者に対する迫害の輪郭を浮かび上がらせた。王氏の実体験は、中国共産党が法輪功を迫害することの違法性と残酷性を暴き出すものだ。これらのことは中国共産党が王治文氏を出国させない主な理由である。 江沢民派は法輪功を誹謗し迫害する目的のもと、法輪大法研究会の元責任者数人(王治文氏を含む)の学習者に対する違法尋問を録画した。そして害意をもって故意にその映像を編集し、改ざんを施した上で自白映像としてテレビ上で放映した。テレビで放送された映像では音声と字幕は同じであったが、重要な単語やキーワードの部分は口の形と発音が一致せず、故意に改ざんされたものだと分かる。その後行われた裁判は完全に秘密とされ、一切公開されなかった。

二、王治文氏はこの迫害で被害を受け続けた

王治文氏が迫害初期に受けた違法裁判および邪悪な拷問は、江沢民派が法輪功学習者に対して行った違法な裁判におけるモデルケースとなった。この無実の裁判と迫害の真相を白日の下にさらすことにより、江沢民派の法輪功学習者に対する険悪で無恥な迫害の手法を明らかにすることができる。王治文氏は1999年に陳情を行ってから今日まで、この罪の無い人々に対する迫害の中で被害を受け続けてきた。王氏が被害者としてこの邪悪な迫害の実態を暴露することで、江沢民派の罪悪を世界の人々の前に徹底的に明らかにすることができる。

三、江沢民派が王治文氏の出国を阻止するのは、迫害を続けるためである

王治文氏は2014年10月に釈放された後も中国共産党の迫害を受けた。彼の家の出入り口には4つの監視カメラが設置され、向かいのマンションのポンプ室には監視作業室が設けられ、毎日二人の監視員が交代で王氏の動向を見張った。今年の1月、王治文氏はパスポートを取得した。中国共産党はたびたび彼のパスポートを取り上げようとしたが失敗した。今年の7月には監視人員が増強され、遠距離の監視から近距離に、さらには常時肌身離さず監視するようになった。監視員は二人で一チームとなり、24時間体制で監視するようになった。王治文氏が外出するときは、たとえどんな用事でも必ず2人監視員が付き添った。中国共産党の江沢民派がこのように王治文氏を監視するのは彼を出国させないためだ。

四、江沢民派に告げる:天網恢恢疎にして漏らさず、善悪には報いがある

今日の中国の政治的・社会的情勢から判断するに、法輪功学習者を迫害する江沢民派は完全崩壊の瀬戸際に面している。江沢民派の最大の罪悪は法輪功学習者に対する残酷な迫害である。実際、現在逮捕・清算されている中国共産党の官僚と役人はほぼ例外なく江沢民派のメンバーである。悪事に対する応報はすぐ目の前にある。 王治文氏に関する今回の事件は海外メディアにも広範囲にわたって報道された。世界中の多くの人々が共産党の法輪功に対する迫害の真相を知り、中共を非難する声はますます大きくなった。中国共産党が一人の出国を阻止したところ、おびただしい人々の抗議を受けることとなった。家族の元へ行くことができなかった王治文氏は同情と声援を一身に受け、迫害を手掛ける悪人の本性は衆人の目の前に暴かれた。中国共産党が死力を尽くして王氏の出国を阻止したにも拘らず、その努力は結果として水の泡に帰するだろう。なぜなら、国際社会の声援と諸外国の政治要人の助力の下で、そしてますます多くの人々がこの迫害の本質を見定めた状況において、王氏を永遠に中国国内に拘置することは、決して江沢民派が左右できる問題ではもはやないのだ。 江沢民派の無頼集団は王治文氏の出国を妨害したのは、法輪功に対する迫害を続けられると妄想しているに過ぎない。だが、江沢民集団の最後の抵抗も次々と打ち砕かれ、その最後の防衛線も江沢民派無頼集団の覆滅とともに消滅するだろう。 最後に我々はもう一度江沢民派に告げる:天網恢恢疎にして漏らさず、善悪には報いがある。

法輪功、人権訴訟規模、世界一位に

中国で迫害されている気功団体法輪功が迫害に関して起こした国際人権訴訟について、法輪功団体は、世界範囲で中共の前リーダー江沢民、法輪功迫害組織「610」の責任者・羅幹及び法輪功迫害に参与した中共の上層部幹部に対して訴訟を起した。その規模は21世紀初期において世界で一位である。訴訟の理由は、主に集団殺害、拷問、そして人道に対する罪の三つである。これらの罪は、すべて国際刑事法において、最も厳重な国際犯罪である。

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